「家族や友達との思い出づくり」や「仕事での活用」など、iPhoneのカメラ機能は日常生活で欠かせないものとなっています。
手軽に綺麗な写真を撮影できるiPhoneカメラですが、
「急にカメラがぼやける」「ピントが全然合わない」——そんなiPhoneのトラブルにお困りではありませんか?
本記事では、iPhoneのカメラでピントが合わずぼやける原因や、自分でできる対処法を徹底解説します。
さらに、機能改善が見られない時の選択肢として、修理や買取についてもご紹介しています。
iPhoneのカメラでピントが合わずお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
iPhoneのピントが合わない時の症状とは?
iPhoneのカメラには、被写体に自動でピントを合わせる機能が搭載されています。
また、自動でピントが合わない場合は、被写体を画面上でタッチするだけで手動でピントを合わせることも可能です。
iPhoneカメラには、「AE/AFロック」機能も付いています。
「AE/AFロック」機能とは、自動で明るさ調整をする「AE機能」と指定場所に自動でピントを合わせる「AF(オートフォーカス)機能」を合わせたものです。
iPhoneで「ピントが合わない」という症状は、これらのピント合わせ機能に不具合が生じることで現れます。
具体的にどのような症状があるのか、次に紹介します。
iPhone13/14シリーズに多いピントの不具合例
機能/モデル | iPhone13 | iPhone14 |
カメラ数 | 前面:1つ 背面:2つ | 前面:1つ 背面:2つ |
メインカメラ画素数 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
ズーム機能 | 0.5~2倍 | 0.5~1倍 |
動画 | 4Kビデオ撮影 1080p HDビデオ撮影 ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影 |
4Kビデオ撮影 1080p HDビデオ撮影 アクションモード |
iPhone 13およびiPhone 14シリーズはピントの不具合が多い機種として有名です。特に近距離撮影でフォーカスが合わないという事例が挙げられます。
iPhoneのカメラは広角カメラが採用されており、iPhone 11以降のモデルには超広角カメラも搭載されました。
その影響で、背面にあるバックカメラが故障すると、特に近距離撮影時にピントが合わないといった症状が出やすくなります。
こうなると、カメラとして使うのが非常に難しくなるケースもあります。
動画撮影中にピントが合わないケースも
iPhoneは動画撮影時にも、被写体に自動でピントを合わせる機能が搭載されています。
iPhone 13以降のモデルでは「シネマティックモード」が搭載され、前景と背景を美しくぼかす被写界深度エフェクトが適用され、より表現豊かな動画撮影が可能になりました。
通常であれば美しい動画が撮影できるこれらの機能も、さまざまな原因によって被写体にピントが合わなくなることがあります。
動画は特に、仕事や日常的な記録としても活用されることが多いため、ピントが合わないと非常に不便になります。
iPhoneのカメラでピントがぼやける主な原因と対処法
iPhoneのカメラが合わない原因によって、対処法が異なるため、どのような原因があるのか把握しておくことが大切です。
iPhoneのカメラ機能の不具合は、ほとんどの場合、はっきりとした原因があります。
ピントが合わない時は、焦らず、自分でできる対処法を一つずつ試してみましょう。
iPhoneのカメラでピントが合わない原因として、以下のようなことが考えられます。
- レンズの汚れや破損
- iPhoneに付属している装飾品の干渉
- ハードウエアの故障
内部の部品や基盤に問題がなければ、これから紹介する対処法で症状が改善する可能性があります。
レンズの汚れや傷
まず、レンズの確認をしてみましょう。
レンズが汚れていたり、曇っていたり、結露していると、ピントが合わなかったり、写真がぼやけたりすることがあります。
次の手順でレンズを丁寧に拭いてみてください。
- iPhoneに接続しているケーブル類を全て外し、電源を切る
- 糸くずの出ない柔らかい布 (レンズクロスなど) を少し湿らせて、レンズを傷つけいないように拭く
- 洗浄用品や研磨、エアダスターは使用しない
- 電源のつけてカメラのピントが合うか確認
レンズの汚れを拭き取った後、それまで見えなかった傷が出てくることがあります。
もしレンズの傷が原因でピントが合わない場合は、修理が必要になります。
ケースや保護フィルムの干渉
iPhoneに装着しているレンズ保護フィルムやケースが、カメラレンズに干渉することでピントが合わなくなる可能性があります。
特に、磁気を内蔵したアクセサリーや金属製のケースは、カメラレンズセンサーに干渉し、AF機能や手ブレ補正機能を妨げることがあります。
また、厚みのあるレンズ保護フィルムなどは、被写体を正確に認識できず、ピントが合わない原因となる場合もあります。
iPhoneに装着しているフィルムやケースなどのアクセサリー類を全て外し、カメラのピントが正常に合うか確認してみましょう。
マクロモードの誤作動(特にiPhone13 Pro・14 Pro・15 Pro)
マクロモードは、iPhone 13 Pro以降のモデルに搭載されている機能で、通常では見えないレベルの鮮明な近距離撮影が可能です。
被写体に2cmまで近づくと、自動的に超広角カメラに切り替わり、マクロ写真の撮影ができるようになります。
しかし、このマクロモードが誤作動を起こし、ピントが合わなくなることがあります。
一度、カメラの再起動と、以下の手順に沿ってマクロモードをオフにし、ピントが合うようになるか確認してみましょう。
「設定アプリ」>「カメラ」>「マクロ撮影コントロール」をオフに
ハードウェアの故障(落下・水没・レンズズレなど)
iPhoneカメラのピントが合わない原因で多いのが、ハードウェアの故障です。
iPhoneの落下や水没などにより、レンズの破損や内部部品の損傷が起きると、カメラのピントが合わなくなる可能性があります。
特に、カメラシステムの中心部である「カメラモジュール」が故障した場合、修理や交換が必要となります。
基本的にハードウェアの故障は修理・交換対応となりますが、水没であれば自分で対処できる可能性もあります。
iPhoneの内部が濡れた時の対処法はこちら👇詳しく解説中
iPhoneのカメラでピントが合わない!確認すべき設定
ここからは、iPhoneのカメラでピントが合わない原因として考えられる設定の問題について詳しく解説します。
iPhoneのカメラのピントが合わない原因は、レンズやハードウェアの故障だけでなく、設定が原因で不具合が発生することもあります。
特に、以下の2つの設定はカメラ機能に大きく関係します。
- iOSアップデート状況の確認
- フォーカスロックの設定の確認
これまでの対処法と合わせて、設定関連の対処法もぜひ試してみてください。
ただし、これらの自分でできる対処法を試してもiPhoneカメラのピントが合わない状態が改善されない場合は、修理・交換・買い替えなども検討することをおすすめします。
iOSのバグや設定不具合
iPhoneのiOSバージョンが最新ではないために、システム内のバグや不具合が発生し、カメラのピントが合わなくなっている可能性があります。
iOSにはカメラ機能に関連するソフトウェアも含まれているため、更新していないと古いデータが原因でカメラ機能が正常に動作しないことがあります。
以下の手順で、現在のiOSバージョンを確認し、アップデートを試してみましょう。
- 「設定アプリ」>「一般」をタッチ
- 「ソフトウェア・アップデート」をタッチ
- 「ダウンロードしてインストール」をタッチし、アップデートを行う
【注意点】
iPhone X以前のモデルは最新のiOSに対応していないため、最新のカメラ機能や修正プログラムが適用できません。
その場合は、買い替えも検討することをおすすめします。
フォーカス設定
iPhoneのカメラでピントが合わない場合、フォーカス機能が正常に働いているかも確認してみましょう。
オートフォーカス機能は、画面をタップすることでも任意の場所にピントを合わせることができます。
AE/AFロック機能は、画面を長押しすることでピントと露出を固定し、特定の被写体にピントを合わせ続けることが可能です。
この二つの方法で、被写体にピントが合えば、iPhoneのハードウェアに問題はなく、iOSのソフトウェアに問題がある可能性が高いと言えます。
それでもiPhoneのピンボケが改善しない場合は故障かも😢
ここまでご紹介した対処法を試してもiPhoneカメラのピントが合わない場合、本体の故障が考えられます。
特に、以下のような症状が見られる場合は、ハードウェアの故障が強く疑われます。
- 接写も遠景も常にピントが合わない
- 他のアプリでもカメラがぼやける
- ブラックアウトやブレが頻繁に発生
- レンズから異音(カチカチ、ジーという音など)がする
- カメラアプリが頻繁にクラッシュする
これらの症状も含め、ご自身でできる対処法を試しても改善が見られない場合は、本体の修理もしくは買い替えを検討する時期です。
Phoneカメラのピントが合わない場合の修理費用・業者は?
iPhoneカメラのピントが合わない状態の改善が見られない場合、修理を検討することになりますが、大きく分けて以下の2種類の修理店があります。
正規修理店:AppleStore、ビックカメラ、カメラのキタムラなどのApple正規サービスプロバイダ
非正規修理店:上記の正規修理店以外の、街中で見かけるスマートフォン修理店
それぞれ、修理費用や特徴が大きく異なるため、ご自身の状況に合った修理店を選ぶことが重要です。
ここからは、それぞれのiPhoneカメラ修理に対する特徴について詳しく解説します。
Appleの修理料金の目安(カメラのみ修理は不可 → 本体交換)
モデル | Apple (AppleCare+あり) |
Apple (AppleCare+なし) |
iPhone 15 | 12,900円 | 87,800 円 |
iPhone 14 | 87,800 円 | |
iPhone 13 | 68,800 円 | |
iPhone 12 | 68,800 円 | |
iPhone 11 | 59,400 円 | |
iPhone X | サポート対象外 | サポート対象外 |
iPhone SE(第3世代) | 12,900円 | 44,000 円 |
iPhone 8 | 48,200円 | |
iPhone 7 | 42,800円 |
Appleでは、カメラ単体の修理は受け付けておらず、基本的に本体交換という対応になります。
また、有料で加入できる保証サービス「AppleCare+」に加入しているかどうかで、交換費用に大きな差が出てきます。ご自身の加入状況は、以下の手順で確認できます。
【AppleCare+加入状況の確認方法】
「設定アプリ」>「一般」>「AppleCareと保証」をタップし、デバイスを選択
費用はかかりますが、Appleによる交換のため、手元に戻ってくるiPhoneは正規品であり、信頼度は100%の方法と言えるでしょう。
非正規修理業者ならカメラだけ直せる場合もあり
モデル | スマホスピタル/アイサポ |
iPhone 15 | 29,800円〜 |
iPhone 14 | 19,800円〜 |
iPhone 13 | 16,800円〜 |
iPhone 12 | 16,800円〜 |
iPhone 11 | 16,800円〜 |
iPhone X | 16,800円〜 |
iPhone SE(第3世代) | 10,800円〜 |
iPhone 8 | 9,800円〜 |
iPhone 7 | 9,980円〜 |
iPhoneのレンズの問題だけであれば、非正規修理店ではレンズ交換の修理も受け付けています。
スマホスピタルとアイサポで比較したところ、修理費はほとんど同じで、レンズ交換の相場は比較表の通りです。
交換部品はAppleの正規品ではありませんが、優良な非正規修理店は高品質な部品を取り扱っているため、交換後の故障の心配はほとんどありません。
「今のiPhoneを使い続けたいけど、正規店の修理は高くて手が出せない」という方には、非正規修理店でのレンズ交換がおすすめです。
ピントが合わないiPhone、買取に出してみる?
iPhoneカメラのピントが合わない状態が改善されず、買い替えを検討しているのであれば、現在お使いのiPhoneを買取に出すことも可能です。
iPhoneのレンズが故障していても、近年では「ジャンク品」として買い取りを行う業者が増えており、需要があります。
故障しているからと諦めずに、一度査定に出してみる価値は十分にあります。
iPhoneを買い取りに出すことで、新しい端末の購入費用に充てることもできます。
この機会に、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
カメラ不良でも買い取ってもらえるケース
iPhoneの中古市場は非常に人気があります。
新しい端末よりも手頃な価格で高性能なモデルが手に入るため、中古品を求めるユーザーも多いです。
そのため、iPhoneのカメラに不具合があっても、買い取ってもらえるケースは少なくありません。
以下のケースでは買い取ってくれる可能性が高くなります。
- カメラ部分以外の部品は正常
- 修理が可能な範囲の故障
一方で以下のようなiPhoneは買取が難しくなります。
- 不正に入手されたiPhone
- 料金の支払いが滞納されているiPhone
- ネットワーク制限がかかっているiPhone
- 「iPhoneを探す」機能がオンになっているiPhone
買取を依頼する前に、ご自身のiPhoneがこれらの条件に該当していないか、必ず確認しておきましょう。
ジャンクiPhoneでも値段がつく理由
iPhoneの中古市場が人気ということは、それだけ買取の需要も多いということです。
特に、ジャンク品と呼ばれる故障したiPhoneであっても、業者からすると活用する方法がいくつもあります。
例えば、iPhoneのレンズが故障していても、他の部品が正常であれば、その部品を抜き取って再利用できます。
また、自社で修理を行っている買取業者であれば、故障したパーツを交換するだけで、再び商品として販売できるようになります。
無料査定から始めてみよう
カメラのピントが合わないジャンク品の買取査定なら「買取市場」がおすすめです。
公式LINEで写真を送るだけで、簡単30秒査定が利用でき、納得したらiPhoneを発送する仕組みです。
詳しい流れはこちら
査定の時点では買取契約ではないので、もし提示された買取価格に納得いかなければ、無理に売却する必要はありません。
現在、iPhoneのカメラでピントが合わず、買取を検討中の方は、まずこの便利な無料査定から始めてみてはいかがでしょうか。
ジャンク品の高価買取を行っており、カメラのピントが合わないiPhone14proを22,000円で買い取ってもらえました!査定額が他社より安かったので、それを伝えると17,000円から22,000円に変わりました!✨
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まとめ|iPhoneカメラのピントが合わない時はできる対処を。ダメなら修理 or 買取で!
この記事では、iPhoneのカメラでピントが合わなくなった時の対処法を詳しく解説しました。
まずは焦らず、以下のステップを順を追って試してみてください。
- レンズの汚れを確認し、丁寧に拭き取る。
- 装着しているアクセサリー(保護フィルムやケース)を一時的に外してみる。
- iOSが最新バージョンになっているか確認し、必要であればアップデートする。
これらのご自身でできる対処法を試しても改善が見られない場合は、ハードウェアの問題である可能性が高いです。
その際は、修理か買取のどちらにするか、それぞれの特徴や費用を比較して検討しましょう。
具体的な内容は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。