海外で購入したiPhoneを日本で売りたいと考えている人も多いはず。
しかし、「海外版は買取価格が下がる」「買取を拒否されることがある」といった情報を目にして、不安を感じる方も少なくありません。
特に、技適マークの有無やSIMフリー端末の互換性など、専門的な観点から査定が複雑になるケースもあるため注意が必要です。
本記事では、海外版と国内版のiPhoneの違いや、買取査定で気をつけるべきポイントをわかりやすく解説します。
また、少しでも高く売るためのコツについてもご紹介していますので、海外版iPhoneの買取に不安がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
海外版iPhoneとは?国内版との違いを簡単に解説
まず、海外版iPhoneと国内版では何が違うのか気になりますよね。
ここでは、両者の主な違いを具体的な項目に分けてわかりやすく解説します。
海外版iPhoneとは?
「海外版iPhone」とは、日本以外の国や地域で販売されたiPhoneのことを指します。
デザインは国内版とほぼ同じなため、見た目だけで判別することはできません。
ただし、iPhoneには販売国ごとに「販売国コード」が割り振られており、コードを確認することで海外版かどうかを判断できます。
🔍 販売国コードの確認方法
- 設定アプリ → 一般
- → 情報をタップ
- → 機種番号をチェック
日本版は「J」や「J/A」と記載されており、それ以外のコードであれば原則として海外版です。
📶 技適マークの有無
海外版iPhoneの多くは日本の「技適マーク」が付いていません。
日本では電波法により、スマートフォンを使用するには総務省の技術基準適合証明を受けている必要があります。
技適マークの確認方法:
- 「設定」アプリ → 一般
- → 法律に基づく情報および認証
このように、外見だけでは判断が難しい海外版iPhoneですが、「販売国コード」や「技適マーク」の有無によって見分けることができます。
📌 国内版との主な違い
海外版iPhoneは見た目こそ国内版とほぼ同じですが、仕様や機能面で明確な違いがあります。
ここでは、特に初心者にもわかりやすい「シャッター音」「SIMロック」「アプリ機能の制限」といった代表的な違いを紹介します。
買取査定にも関わる重要なポイントなので、しっかりチェックしておきましょう。
違いの項目 | 国内版 | 海外版 |
---|---|---|
シャッター音 | 常に鳴る(マナーモードでも無音不可) | マナーモードで無音にできる国が多い |
SIMロック | 一部ロックあり(SIMフリー版もあり) | 基本的にSIMフリーが多い |
アプリの機能 | 国による制限あり(日本は厳しめ) | 国によっては制限のないモデルも存在 |
技適マーク | あり(国内利用OK) | なしの場合が多く、使用に注意が必要 |
📸 シャッター音の有無(香港版などは無音)
国内版iPhoneは、プライバシー保護の観点からカメラアプリでの撮影時に必ずシャッター音が鳴る仕様です。これは業界自主規制により、全キャリアで統一されています。
一方、海外版(特に香港版)ではシャッター音が無音のモデルもあり、これが一部ユーザーに人気です。
ただし、シャッター音が無音=買取価格が上がるとは限らず、店舗によっては技適マークの有無やモデルの用途により、慎重に査定されるケースもあります。
🔓 SIMロックの有無
国内版のiPhoneは、ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアによってSIMロック(他社回線では使えない制限)がかけられているのが一般的です。
対して海外版はほとんどがSIMフリーモデルであり、どの国・どの通信キャリアでも使えるため、買取市場でも需要が高めです。
SIMロック解除済みであることは、国内版でも査定価格アップにつながる可能性があります。
売却前にはSIMロック状態の確認をおすすめします。
💳 一部機能(Apple Payなど)の制限
海外版iPhoneは、販売地域により一部機能に制限があります。代表的なのがApple Payや交通系ICカード(Suica/PASMO)の非対応です。
特にアメリカ版や中国版では、日本国内で一部のキャッシュレス機能が使えないことがあります。
また、App Storeの仕様・言語設定・キーボードなども販売国によって異なります。
これらの機能制限は買取査定に影響するため、事前に使用可否を確認しておきましょう。
海外版iPhoneは買取してもらえる?
ここまでは海外版iPhoneについて詳しく解説しましたが、実際に日本で買取してもらえるのか気になる方も多いはず。
最近では、海外版iPhoneの買取を受け付ける店舗が増えている一方で、すべてのモデルや状態が対象になるわけではありません。
ここでは、買取してもらえる条件や対応店舗、買取不可のケースについても詳しく解説します。
✅ 買取してもらえるケース
- 最近は国内版よりも高額査定される海外版モデルもあり
- SIMロック解除済みが基本条件
- Apple保証・キャリア保証の状況も買取査定に影響
- 日本未発売カラー・限定モデルはプレミア査定
🏪 海外版iPhoneを買取してくれる主な店舗を徹底比較!
海外版iPhoneは国内版とは異なり、買取を断られたり、査定額が大きく下がることもあるため、店舗選びがとても重要です。
ここでは、海外版iPhoneの買取に対応している主要な買取店を、対応範囲・特徴・査定方法などの観点から比較してご紹介いたします。
それぞれの店舗のメリットや注意点をチェックして、自分に合った買取店を見つけましょう。
店舗名 | 海外版対応 | 特徴 |
---|---|---|
iPhone買取市場 | ◯(仮査定あり・減額可能性) | LINEで写真を送るだけで簡単査定。 24時間対応、全国どこでも郵送買取可能。 |
イオシス | ◯ | 全国展開で実績多数。 型番・状態を入力するだけで簡単見積もり。 |
アメモバ | ◯(技適未確認品も相談可) | SIMフリー・海外モデルにも精通。 LINEでの簡易見積もり可能。 |
じゃんぱら | ◯(一部減額ルールあり) | 全国展開、買取実績豊富。 技適や海外モデルの対応状況は事前確認推奨。 |
iPhone買取市場
iPhone買取市場は、LINEで写真を送るだけの簡単無料査定ができる便利な買取サービスです。
🔎 iPhone買取市場の主な特徴
- LINEで写真を送るだけで無料査定が完了
- 24時間いつでも対応しており、深夜の相談もOK
- 最短で翌日振込にも対応しておりスピーディー
- 壊れたiPhoneやジャンク品も査定可能
「まずは金額だけ知りたい」「忙しくて店舗に行けない」という方にもぴったりの買取サービスです!
イオシス
イオシスは全国展開している大手の買取専門店で、海外版iPhoneの買取にも対応しています。
🔎 イオシスの主な特徴
- 買取対象モデルが非常に幅広く、最新機種から旧モデルまで対応
- 型番・容量・状態を選ぶだけで簡単にオンライン見積もりが可能
- 国内版と海外版の買取価格を比較表示してくれるのでわかりやすい
イオシスの公式サイトでは、海外版iPhoneの買取価格が事前に確認できるため、実際に店舗に行く前におおよその査定額を把握できます。初めての方でも安心して利用できるのが魅力です。
📱 国内版 vs 海外版 iPhone 買取価格比較(容量別)
以下は、モデル・容量ごとに国内版と海外版の買取価格を比較した表です(すべて税込・単位:円)。
モデル | 容量 | 国内版 | 海外版 |
---|---|---|---|
iPhone 14 Pro | 128GB | 87,000円 | 61,000円 |
256GB | 96,000円 | 67,000円 | |
512GB | 104,000円 | 95,000円 | |
1TB | 107,000円 | 75,000円 | |
iPhone 15 | 128GB | 82,000円 | 57,000円 |
256GB | 105,000円 | 74,000円 | |
512GB | 119,000円 | 83,000円 | |
iPhone 16 | 128GB | 103,000円 | 74,000円 |
256GB | 116,000円 | 81,000円 | |
512GB | 135,000円 | 95,000円 | |
iPhone 16 Pro | 128GB | 137,000円 | 96,000円 |
256GB | 150,000円 | 105,000円 | |
512GB | 175,000円 | 123,000円 | |
1TB | 195,000円 | 137,000円 | |
iPhone 16e | 128GB | 79,000円 | 55,000円 |
256GB | 92,000円 | 64,000円 | |
512GB | 112,000円 | 78,000円 |
じゃんぱら
じゃんぱらも同じく全国展開している買取店で、海外版iPhoneの買取にも対応しています。
🔎 じゃんぱらの主な特徴
- 型番・容量・状態を選ぶだけで、オンライン上で簡単に見積もりが可能
- 国内版と海外版の買取価格が一目で比較できるので、相場の把握がしやすい
- 毎週火曜日は、店舗買取に限り買取額が5%アップ
- 壊れたiPhoneやジャンク品も買取対象として対応
状態の悪い端末でも対応してくれるため、故障品を売りたい方にもおすすめの買取店です。
アメモバ
アメモバは中古iPhone買取に強い専門店で、海外版iPhoneの買取にも積極的に対応しています。
🔎 アメモバの主な特徴
- SIMフリーモデルの査定実績が豊富で、海外版にも精通
- LINEで写真を送るだけで簡単に見積もりが可能
- 国内版と海外版の価格差も一目で確認できる
査定前に価格感を把握したい方や、LINEで気軽に相談したい方におすすめの店舗です。
⚠️ 買取拒否されることもある
条件次第で買取不可となるケースも存在するため、以下のような状態には要注意です。
- 技適マークがないモデルに非対応の店舗
- 中国本土版など一部エリアの販売モデル
- SIMカード非対応の特殊端末
事前に各買取店の対応機種・条件ページを確認しておくと、スムーズに売却できます。
📱日本国内で国内版iPhoneの需要が高いワケ
海外版iPhoneにも魅力はありますが、日本国内ではやはり国内版iPhoneの方が安定した人気を誇っています。
その理由は、技術的な互換性・通信の安定性・日本仕様の使いやすさにあります。以下の3つの観点から詳しく解説します。
📶 通信ネットワークの互換性がある
「世界中で使えるはず」と思われがちなiPhoneですが、実際には地域によって対応する周波数帯(バンド)が異なるため、電波がつながりにくくなることも。
国内版iPhoneは、日本の通信キャリアに最適化されており、通信の安定性が非常に高いのが大きな魅力です。
🔁 中古市場での需要が高い
- 国内でそのまま使える利便性
- モバイルSuica・緊急地震速報など、日本独自の機能に対応
- Apple Storeや正規修理店での保証・サポートが受けられる
海外版は一部が保証対象外となることがあるため、国内版は中古でも安心して購入・使用される傾向があります。
🌐 アプリや言語が日本仕様
国内版は最初から日本語設定・日本語入力がスムーズで、誰でもすぐに使えるのが特徴。
一方、海外版iPhoneでは一部アプリが非対応や制限されることもあります。
- 日本の銀行アプリや交通アプリは海外版では動作しない場合も
- App Storeの仕様や地域制限が原因
こうした事情から、日常的な使いやすさ・安心感という面でも、国内版の人気は根強いのです。
海外版iPhoneを高く売るためのコツ
海外版iPhoneでも、工夫次第で買取価格を高くすることは可能です。
ここでは、少しでも高額査定を引き出すためにチェックしたい3つのポイントをご紹介します。
🔓 SIMロック・アクティベーションロックを解除しておく
- 海外版は基本的にSIMフリーですが、念のため設定アプリ → 「一般」→「情報」→「SIMロックなし」と表示されているか確認しましょう。
- 「iPhoneを探す」がオンのままだと、買取不可や減額の対象になります。
- 設定 → [自分の名前] → iCloud → iPhoneを探す → オフにし、iCloudからサインアウトしましょう。
📦 外箱・付属品をそろえる
- 外箱・充電ケーブル・SIMピン・説明書などの付属品がすべてそろっている方が査定にプラスです。
- 「次のユーザーにとっての安心感」が買取価格アップに繋がります。
- 見つかりにくい付属品も、売却前に一度探してみましょう。
🏪 買取実績がある店舗を選ぶ
- 海外版iPhoneの取り扱いに慣れた専門業者を選びましょう。
- 技適マークの有無で買取を断る店舗もあるため、対応実績の有無は事前に確認するのが安心です。
- 価格表や査定例が掲載された店舗サイトがあると、参考になります。
📌 まとめ|海外版iPhoneも買取可能!でも事前チェックがカギ
海外版iPhoneも、条件を満たせば日本国内で問題なく買取してもらえます。
SIMロックやアクティベーションロックの解除、付属品の準備、買取実績のある店舗選びが高価買取のポイントです。
事前にしっかり確認・準備をしておけば、海外版iPhoneでも安心して買取を行えますよ。