iPhoneの機種変更を検討している方にとって、費用はできるだけ抑えたいですよね。
ドコモでは「下取りプログラム」を提供しており、使わなくなったスマホを下取りに出すことで、新しい端末の購入費用に充てることが可能です。
この記事では、ドコモの下取りプログラムの仕組みや活用方法、iPhoneの下取り価格相場について詳しく解説していきます。
お得に機種変更をするために、ぜひチェックしておきたいポイントを押さえておきましょう!
ドコモの下取りプログラムとは?
ドコモの下取りプログラムは、新しい端末を購入する際に、今お使いの端末を下取りに出すことで購入代金の割引やdポイントの還元を受けられるサービスです。
iPhoneやAndroidスマホ、iPad、タブレット、Apple Watchなどが対象となっています。
下取りに出せる端末の種類も幅広く、ドコモで購入した端末だけでなく、他社で購入した端末も対象となっている点が特徴です。
📌 対象・申し込み条件
ドコモの下取りプログラムを利用するには、以下の条件をすべて満たしている必要があります:
- 新しい端末の購入時に、対象機種を下取りに出すこと
- dポイントクラブまたはドコモビジネスメンバーズに加入していること
- 下取り条件を満たす対象機種を所有していること
この下取りプログラムは、以下の購入時に申し込みが可能です:
- ドコモショップ
- ドコモ取扱い店舗
- ドコモオンラインショップ
📋 下取り条件
下取りに出す端末には、以下のような条件があります。
・下取り申し込みする自回線の機種購入履歴に登録されていること
・端末購入時に不備・不正や端末代の未払いがないこと
・下取り対象機種が正規店で購入されていること
・新規契約(MNP含む)と同時に、ドコモ販売の端末購入および下取り申し込みを行うこと
また、契約者本人が下取り対象端末の所有者であることも条件となります。
下取りできない主な端末の状態
・初期化されていない
・ネットワーク利用制限がかかっている(赤ロム)
・改造などによりメーカー保証対象外になっている
・基盤が断裂している
還元形式
ドコモの下取りプログラムでは、申し込み方法によって還元の形式が異なります。
・下取り金額はその場で端末代金に充当され、即時割引が適用されます。
・査定・検品は店頭でその場で実施。
・下取り金額はdポイントとして還元されます。
・郵送後、端末の検品が完了するとdポイントが付与される仕組みです。
自分に合った還元方法を選ぶことで、よりお得に下取りを活用できます。
還元時期
ポイント付与のタイミングは、申し込み方法によって異なります。
・検品完了後、その場でポイントが付与され、端末代金に即時充当できます。
・端末を郵送し、ドコモに到着&検品完了の翌日にdポイントが付与されます。
・通常は2週間程度ですが、混雑時には2〜3か月かかることもあります。
なお、付与されるdポイントの有効期限は48ヶ月間です。失効しないように、期限内の使用を忘れずに!
🔄 下取りと「いつでもカエドキプログラム」の違い
ドコモでは、「下取りプログラム」のほかに、「いつでもカエドキプログラム」というサービスも提供しています。
これら2つのプログラムには大きな違いがあるため、しっかり比較して理解しておくことが重要です。
下取りプログラム
- 使わなくなった端末を下取りに出し、
dポイントまたは端末購入代金割引として還元 - 端末の状態によって査定価格が変動
- 一度の下取りで1台のみ対象
いつでもカエドキプログラム
- 残価設定型24回払いで購入した対象機種に適用
- 23か月目までに返却すれば残価の支払い不要
- 24〜46か月目に返却すれば残りの再分割支払金が不要
✅ 下取りプログラムは既存の端末を手放して新しい端末の購入をサポートするサービス、
一方「いつでもカエドキプログラム」は端末の分割支払額を軽減する仕組みという違いがあります。
下取りでどれだけお得?|iPhone買い替えシミュレーションで解説
下取りプログラムがどれだけお得になるのか、具体的なシミュレーションで解説します。
iPhone機種変更 × 下取り価格でどのくらい安くなる?
例えば、iPhone 15(128GB)を購入する場合のシミュレーションを見てみましょう。
- iPhone 15(128GB)の本体価格:97,200円(税込)
- iPhone 14(128GB)を下取りに出した場合:43,000円(良品)
👉 実質負担額:97,200円 − 43,000円 = 54,200円
✨ 約44%の費用を抑えることができます。
下取りに出す端末の状態によって査定額は異なりますが、比較的新しいモデルであれば、最大で10万円前後お得になるケースもあります。
ドコモの下取り価格 vs 他社の買取価格|どちらが高い?
下取りと買取、実際のところどちらがよりお得なのでしょうか?
実際にドコモの下取り価格とスマホ専門買取業者の価格を比較してみました。
📱 iPhone 15(128GB)
- ドコモ下取り価格:58,000円(良品)
- 買取業者の買取価格:90,000円
📱 iPhone 14(128GB)
- ドコモ下取り価格:43,000円(良品)
- 買取業者の買取価格:85,000円
このように、一般的には専門の買取業者の方が高価買取を実現しているケースが多いです。
・手軽さ・安心感を求めるなら → ドコモの下取りプログラム
・少しでも高く売りたいなら → 事前に買取業者の査定額をチェック
・画面割れや機能不良がある場合 → ドコモの下取りなら受付対象になることも
端末の状態や優先したい条件によって、最適な売却方法を選ぶことが大切です。
「dポイント進呈」vs「機種代からの値引き」どっちが得?
ドコモの下取りプログラムでは、申し込み方法によって還元の形式が異なります。
それぞれのメリットを確認し、どちらが自分にとってお得かを比較してみましょう。
🏪 店頭申し込み(機種代からの値引き)
- その場で手続きが完了
- 下取り額をすぐに端末代に充当できる
- スタッフのサポートを受けられる
🌐 オンライン申し込み(dポイント進呈)
- 事務手数料(3,850円税込)が無料
- 自宅で手続き可能
- データ移行や初期化に余裕が持てる
・手続きの簡単さやスタッフの安心感を重視するなら → 店頭申し込み
・事務手数料を節約したい&自宅でゆっくり手続きしたいなら → オンライン申し込みがおすすめ
オンラインは手間を惜しまなければ、実質的によりお得な選択と言えるでしょう。
ドコモの下取りに出せる機種の例(2025年版)
2025年現在、下取りプログラムで受け付けている主な機種とその下取り価格(良品の場合)は以下の通りです。
機種名 | 下取り価格(良品) | 備考 |
---|---|---|
iPhone 15 Pro Max 256GB | 90,000円 | 最新機種のため高額査定 |
iPhone 15 Pro 128GB | 67,000円 | 人気機種で高価格維持 |
iPhone 15 Plus 128GB | 56,000円 | 大画面モデルで高評価 |
iPhone 15 128GB | 48,000円 | スタンダードモデル |
iPhone 14 Pro Max 128GB | 68,000円 | 前世代の高級モデル |
iPhone 14 Pro 128GB | 54,000円 | 前世代でも高価格 |
iPhone 14 128GB | 43,000円 | 前世代のスタンダード |
iPhone 13 Pro Max 128GB | 64,000円 | 旧モデルでも人気維持 |
iPhone 13 Pro 128GB | 46,000円 | 2世代前の高級モデル |
iPhone 13 128GB | 36,000円 | 2世代前の標準モデル |
Galaxy S23 Ultra 256GB | 35,000円 | Androidハイエンド |
Xperia 1 V | 38,000円 | ソニーのフラッグシップ |
Google Pixel 8 Pro 256GB | 32,000円 | Googleの高性能モデル |
※上記はあくまで目安であり、実際の下取り価格は端末の状態や時期により変動します。
最新情報は ドコモ公式サイト にてご確認ください。
ドコモ下取りプログラムの流れ|店舗・オンラインの違い
下取りプログラムの申し込み方法は、店頭申し込みとオンライン申し込みの2種類があります。
それぞれの流れを見ていきましょう。
店舗での下取り(機種変更と同時)
- 事前準備: 下取りに出す端末のデータをバックアップし、「iPhoneを探す」機能をオフにする
- ドコモショップへ来店: 下取り端末を持参
- 機種変更手続き: 新しい端末の購入と同時に下取りプログラムへ申し込み
- 端末の査定: スタッフが端末の状態をチェック
- 検品完了: 下取り額に応じて、その場で端末代金が割引
⚠️ ただし、3,850円(税込)の事務手数料がかかる点にご注意ください。
オンラインショップでの下取り
- オンラインショップでの申し込み: 新端末の購入時に下取りプログラムを選択
- 送付キットの受け取り: 「本人限定受取郵便」の案内に従い、10日以内にキットを受け取る
- 端末の初期化: 下取り端末のデータ移行と初期化を行う
- 端末の発送: キットに端末と必要書類を入れて郵送
- 検品完了: ドコモによる検品完了後、翌日にdポイントが付与される
⚠️ ただし、初期化や郵送の手間がかかるため、時間に余裕を持って進めましょう。
ドコモ下取りプログラムの注意点
下取りプログラムを利用する際には、以下の点に注意が必要です。
画面割れ・水濡れ・動作不良は減額または対象外
端末の状態によって下取り価格は大きく異なります。特に「良品」「画面割れ品」「機能不良品」で価格に差が出るため、事前に確認しておきましょう。
例)iPhone 14 Pro(128GB)の場合:
- 良品:61,000円
- 画面割れ品:18,300円
- 機能不良品:18,300円
また、以下のような状態では下取り対象外となる場合があります:
- 初期化されていない
- 改造済み
- ネットワーク利用制限がある
iPhoneを「探す」をオフにしておく必要あり
iPhoneを下取りに出す際は、「iPhoneを探す」機能をオフにすることが必須です。
アクティベーションロックが有効のままだと、下取りできません。
操作手順:
設定 → [自分の名前] → iCloud → iPhoneを探す → iPhoneを探すをオフ
SIMカード・SDカード・ケース類は外しておく
下取りに出す前に、SIMカード、SDカード、ケース、ストラップなどのアクセサリはすべて外しておきましょう。
そのまま送ってしまうと、ドコモ側で破棄されてしまう可能性があります。
付属品(箱・充電器など)は基本不要
下取りは基本的に端末本体のみでOK。箱やケーブル、充電器は不要です。
ただし、「デュアルスクリーン」など特殊な付属品を一緒に使用していた場合は返却が必要です。未返却だと機能不良品扱いになることがあります。
また、データのバックアップ&初期化を忘れずに行いましょう。
大切なデータを守るためにも重要なステップです。
今のiPhone、ドコモに下取りに出す前に相場をチェック!
ドコモの下取りは手軽で安心ですが、「少しでも高く売りたい」という方には、買取専門サービスの利用もおすすめです。
ドコモの下取りは確実性がある一方、市場価格よりも安くなることも。
とくに iPhone 13 Pro や iPhone 12シリーズ などは、専門店での買取価格が高くなる傾向にあります。
iPhone 13(128GB)の例
- ドコモ下取り価格(良品):43,000円
- 買取専門店の価格:最大63,000円
特に注目なのが、iPhone専門の買取サービス iPhone買取市場 です!
- LINEで写真を送るだけで無料査定
- 最短で翌日入金に対応
- 事前に査定金額がわかるので安心
「できるだけ高く売って、新しいiPhoneの購入費用に充てたい」
そんな方は、ドコモの下取りに出す前に、iPhone買取市場で相場をチェックしてみてください!
✅ まとめ|ドコモの下取りを活用してお得に買い替えよう!
ドコモの下取りプログラムは、使わなくなった端末を手軽に下取りに出し、新しい端末の購入費用を抑えられる便利なサービスです。
申し込み方法(店舗/オンライン)によって、還元の形式や手続きの流れが異なるため、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶのがポイントです。
このプログラムの大きな魅力は、手続きの簡単さとドコモならではの安心感。
- 端末の状態に不安がある方
- スタッフに相談しながら手続きしたい方
には特におすすめです。
一方で、端末の状態が良好な場合には、買取専門店の方が高値がつくケースも少なくありません。
「下取りでポイントをもらう」か、「買取で現金化する」かは、目的やタイミングによって選ぶのがベスト。
iPhoneなどの機種変更は大きな買い物です。
少しでもお得に手に入れるために、ドコモの下取りをうまく活用してみてください!