Apple Trade Inとは、Appleが公式に提供している下取りサービスです。
不要になったiPhoneやその他のApple製品を下取りに出すことで、新製品の購入価格から割引を受けることができます。新しいiPhoneを購入する際には、多くの方がAppleの下取りサービス「Apple Trade In」を利用しています。
しかし、「突然下取りがキャンセルされた」「何度やっても下取りが成立しない」といった声も少なくありません。特に、勝手にキャンセルされてしまう場合は、適切な対応方法を知らないとストレスになりやすいです。
この記事では、Appleの下取りがキャンセルされる主な理由とその対策、そしてキャンセル後の具体的な対処法までを詳しくご紹介します。
AppleでiPhoneの下取りが勝手にキャンセルされるのはなぜ?
Apple Trade Inサービスでは、いくつかの理由によって下取りが自動的にキャンセルされることがあります。
原因を把握して対策を取ることで、スムーズな下取り手続きが可能になります。
申し込みから発送・本人確認まで、少しの油断が思わぬキャンセルにつながることも。事前チェックが成功のカギです!
本人確認が未完了のまま期限切れ
下取り申し込み後、Appleからは本人確認のためのメールが送付されます。
このメールに記載されたリンクを開いて本人確認を完了させる必要がありますが、本人確認を行わないまま、期限(通常3日間)を過ぎてしまうと、自動的にキャンセル扱いとなってしまいます。
迷惑メールフォルダに振り分けられていたり、見落としたりするケースが多いので注意が必要です。
本人確認メールには、以下の書類のいずれかのアップロードが求められます。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 健康保険証
氏名・住所・生年月日などの情報が正確に入力されているか確認することも重要です。
特に、住所は配送先と一致しているかどうかを必ず確認しましょう。不安な場合は、早めに見直すことが安心につながります。
下取り端末の送付期限を超えた
Appleから送られてくる下取りキットは、通常14日以内に返送する必要があります。
この期限を過ぎると、システム上で自動的にキャンセル処理が行われます。年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇中は特に注意が必要です。
期限が近づいているのに下取りキットが届かない場合は、Appleサポート(0120-993-993)に相談してみてください。無理なく手続きできる体制を整えましょう。
デバイスの状態が申告内容と異なった
下取り申し込み時には、端末の状態について自己申告を行いますが、実際にAppleが受け取った端末の状態が申告内容と大きく異なる場合、下取りがキャンセルされることがあります。
以下のような不一致は要注意です。
- 画面の割れやひび割れを申告していなかった
- 水没マークが反応している(赤く変色している)
- 激しい凹み・変形がある
- 本体が正常に起動しない
- バッテリー膨張が認められる
- 改造や非正規修理の痕跡がある
端末の状態を申告する際は、できるだけ正確に、少しでも疑わしい場合は「問題あり」と申告するのが無難です。「これくらいなら大丈夫かも…」と迷ったときは、少し慎重に申告するのがベストです。
システムエラーや書類不備
本人確認時の書類のアップロードに問題があると、キャンセルの原因になります。例えば以下のようなものです。
- 書類の画像が不鮮明で文字が読めない
- 有効期限が切れている身分証を使用した
- 顔写真部分や日付が隠れている
- アップロードした書類の種類が指定と異なる
Appleのシステム側の問題でキャンセルになるケースもあります。特に新型iPhoneの発売直後など、システムが混雑する時期にはこのようなトラブルが発生しやすくなります。
困ったときは、Appleサポートの力を借りてみてください。
下取り価格がつかない
申告した端末の状態が非常に悪く、下取り価格が0円と査定された場合も、下取りはキャンセルされます。特に以下のような状態のiPhoneは下取り価格がつかないことが多いです。
- 電源が入らない
- 著しい破損がある
- 古すぎるモデル(iPhone 6s以前など)
- 不正に入手された可能性のある端末(IMEI番号が不正など)
- アクティベーションロックが解除されていない
下取り価格が0円でもリサイクル目的で引き取ってもらえる場合もありますが、その場合は新しいiPhoneの購入価格から差し引かれる金額はありません。
配送先の名義が18歳未満
Apple Trade Inサービスは18歳以上の方のみ利用可能です。
Appleでは、18歳未満の個人による取引を制限しており、契約の適正性や本人確認の観点から、18歳未満の名義は無効と判断されます。家族のために申し込む場合も、必ず18歳以上の方の名義で手続きを行いましょう。
Apple Trade Inでキャンセルを防ぐための3つのポイント
💡 下取りキャンセルを防ぐための“3つの鉄則”とは?
ちょっとしたポイントを意識するだけで、スムーズな下取りにつながります。安心して手続きを進めていきましょう!
1.本人確認メールのリンクはすぐ開く
下取り申し込み後、Appleから送られてくる本人確認メールは必ず確認し、24時間以内に対応することをおすすめします。本人確認には以下の書類が必要になります。
- 有効な政府発行の身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
- 健康保険証(補助書類として求められる場合あり)
- マイナンバーカード(表面のみ、番号部分は隠す)
本人確認書類をアップロードする際には、以下の点を意識するとスムーズです。
- 四隅がはっきり見える状態で撮影する
- 明るい場所で、文字が鮮明に読める状態にする
- 有効期限が切れていないことを確認する
- 住所情報が最新のものであることを確認する(引っ越し後の場合は特に注意)
本人確認のリンクは通常3日間有効ですが、早めに完了させることでキャンセルリスクを大幅に減らせます。
「メールが届かないな…」と感じたら、「プロモーション」タブや迷惑メールフォルダも必ずチェック。見逃しを防いで、スムーズに進めましょう。
2. 下取りキットは届いたらすぐ発送
Apple Trade Inの下取りキットが届いたら、できるだけ早く(理想的には1〜3日以内に)端末を梱包して返送しましょう。キットの中には以下のものが含まれています。
- 端末を入れる専用の箱
- 返送用の送り状(すでに宛先が印刷されている)
- 梱包手順の説明書
- 緩衝材
下取り端末を送る前に、必ず以下の準備を行ってください。
- 端末のバックアップを取る
- iCloudからサインアウトする
- 「探す」機能をオフにする
- 工場出荷時の状態にリセットする(設定 > 一般 > リセット > すべてのコンテンツと設定を消去)
- SIMカードを取り出す
発送は、下取りキットに同梱されている送り状を使って行います。通常はヤマト運輸の集荷サービスを利用するか、直接営業所に持ち込むことができます。発送後の追跡番号の控えも忘れずに。ひと手間でさらに安心です!
3. 端末の初期化を確実に行う
下取り端末の初期化が不完全だと、アクティベーションロックが解除されず、下取りがキャンセルされる原因になります。以下の手順を必ず実行しましょう。
- 設定アプリを開く
- 「Apple ID」をタップ
- 下にスクロールして「サインアウト」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力して「オフにする」をタップ
- 「探す」をオフにする確認が出たら「オフにする」を選択
- データとコンテンツを端末に残すか聞かれたら「サインアウト」を選択
- 設定アプリのトップ画面に戻り、「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
- パスコードを入力し、「iPhoneを消去」をタップして確定
特に「iCloudからのサインアウト」と「探す」機能のオフはしっかりと行うようにしましょう。
これを忘れると、次のユーザーがiPhoneを使用できなくなるアクティベーションロックが発生し、確実に下取りがキャンセルされます。忘れずにしっかり対応して、万全な状態で送りましょう。
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Appleの公式なキャンセルポリシー
Apple Trade Inサービスにおける公式なキャンセルポリシーについて理解しておくことで、不測の事態に備えることができます。
公式情報はAppleの「下取りとリサイクルページ」や「Apple Trade In利用規約」にも記載があります。
公式情報もこまめにチェックしておくと、いざという時に安心です。事前準備が失敗を防ぎます!
本人確認未完了・期限超過は強制キャンセルされる
Appleの公式ポリシーでは、以下の場合に強制キャンセルが発生します。
- 本人確認メールの有効期限(3日間)内に確認が完了しない場合
- 下取りキット到着後14日以内に端末が返送されない場合
- 端末の状態が申告と著しく異なる場合
特に注意すべきなのは、同一端末で3回連続して下取りが失敗すると、その端末はApple Trade Inサービスの対象外となり、今後一切下取りに出せなくなるという点です。そのため、下取り申し込みは慎重に行い、一度キャンセルされた場合は次回の申し込み時に万全の準備をすることが重要です。
キャンセル時、元の端末は返送される(通常1~2週間)
下取りがキャンセルされた場合、Appleは査定に出した端末を元の住所に返送します。
返送には通常1〜2週間程度かかりますが、繁忙期や物流の混雑状況によってはさらに時間がかかることもあります。
返送状況の確認は、注文番号を用意してAppleサポート(0120-993-993)に問い合わせましょう。
下取り専用キットが未返送でも、自動キャンセルになる場合あり
本人確認の期限切れや、システム側の問題により、下取りキットをまだ返送していない段階でも自動キャンセルが発生することがあります。
この場合、下取りキットが既に手元にあっても、そのまま返送しても下取りとして受け付けられないので注意が必要です。
キャンセル通知を受け取った場合は、すぐにAppleサポートに連絡して状況を確認し、指示を仰ぎましょう。場合によっては新たに下取り申し込みをやり直す必要があります。
AppleでiPhoneの下取りがキャンセルされた後の対処法
下取りがキャンセルされてしまった場合の対処法について見ていきましょう。
万が一キャンセルされても、落ち着いて次のステップを選びましょう。解決策はいろいろあります!
1. キャンセル理由を確認する
Appleから送られてくるキャンセル通知メールには、通常キャンセルの理由が記載されています。
この理由を確認することで、再申し込み時の対策を立てやすくなります。一般的なキャンセル理由としては以下のような理由があります。
- 本人確認未完了
- 期限切れ
- 端末の状態不一致
- 技術的な問題
もしキャンセル理由が不明な場合は、Appleサポート(0120-993-993)に直接問い合わせて確認しましょう。
2. 再申し込みを検討する
キャンセルの理由が明らかで、対策可能な場合は、再度下取り申し込みを行うことができます。再申し込み時には、前回のキャンセル理由を踏まえて以下の点に注意しましょう。
再申し込み前のチェックリストを確認してください。
- 本人確認書類は期限内で鮮明か?
- 端末の状態申告は事実通りか?
- 「探す」機能とiCloudサインアウトは完了しているか?
- メール・電話番号などの連絡先に誤りはないか?
前述のとおり同一端末で3回連続してキャンセルになると、その端末はApple Trade inの対象外になることも。再挑戦はポイントをしっかり押さえて臨みましょう!
3. 別の下取り・買取方法を検討する
Apple Trade inでのキャンセルが続く場合や、手続きが煩雑に感じる場合は、別の下取り・買取方法を検討するのも一つの選択肢です。例えば以下のような方法です。
- 携帯キャリア(docomo、au、SoftBank)の下取りプログラム
- 大手家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)の下取りサービス
- 専門の買取業者(イオシス、じゃんぱらなど)への売却
- フリマアプリ(メルカリなど)での個人売買
特に専門の買取業者は、Appleよりも柔軟な対応が可能な場合が多いです。状態に不安があっても、他の買取サービスなら思わぬ高値がつくことも。自分に合った方法を探してみてください!
勝手にキャンセルされたらiPhoneを買取に出すのもあり!
Appleの下取りサービスでキャンセルが続くと、「もうどうすればいいのかわからない😢」と感じる方も多いのではないでしょうか。さらに、AppleTrade Inは3回キャンセルになると、永久的にその端末の下取は受け付けてもらえなくなります。
このような場合、Apple以外の買取サービスを検討するのも一つの選択肢です。
専門の買取業者であれば、手続きがスムーズで、状態によってはAppleよりも高く買い取ってもらえることも期待できます。買取の流れも簡単なので、忙しい方やはじめての方にも利用しやすいメリットがあります。
買取サービスの利用も、意外と手軽でお得。自分にぴったりの方法を選んで、賢くお得に手放しましょう!
家で簡単にできるのに手続きが簡単
宅配買取業者のiPhone買取市場は、オンラインで査定から申し込みまで完結でき、自宅から発送するだけで買取が行える「宅配買取」サービスを提供しています。
iPhoneの宅配買取業者であるiPhone買取市場と、AppleTrade Inを比較していきます。
- 本人確認の手続きが比較的簡単
- 買取キットが無料で送られてくる業者が多い
- 査定結果に納得できなければキャンセル可能
- 現金での支払いが基本(Apple Trade Inは値引きのみ)
- 査定から入金までのプロセスが透明
iPhoneの買取業者であれば、Appleよりも買取価格や買取時の状態について幅広い対応が期待できます。
「これ売れるかな?」と思っても、まずは無料査定だけでも試してみてください。意外な高値がつくかもしれません!
高価査定が期待できる!
意外に思われるかもしれませんが、専門の買取業者はAppleの下取りよりも高額査定を提示することがしばしばあります。特に以下のような条件では、買取業者の方が有利な場合が多いです。
- 比較的新しい機種(iPhone XS以降)
- 容量が大きいモデル(256GB、512GB)
- 人気色のモデル(ゴールド、パシフィックブルーなど)
- SIMフリー端末
例えば、iPhone 11 Pro Max 256GBの場合、Appleの下取り価格が約40,000円程度なのに対し、専門買取業者では50,000円以上の査定額が出ることもあります。
買取業者では、Appleがキャンセル理由とするような軽度な不具合(小さな傷や通常の使用感)も許容範囲となることが多く、より現実的な査定が期待できます。
主要な買取業者としては、「iPhone買取市場」「イオシス」「じゃんぱら」「ドスパラ」などがあり、複数の業者に査定を依頼して比較するのがおすすめです。
今回は、オンラインの買取店と比較してみました👇
Apple Trade In | iPhone買取市場 | |
価格感 | △ | ◯ |
スピード感 | △ | △ |
手軽さ | × | ◯ |
まずは簡単査定!3秒で値段がわかるのはここ👇
iPhoneの買取と下取の具体的な違いを知りたい方はこちら👇
まとめ
Apple Trade Inはとても便利なサービスですが、さまざまな理由でキャンセルが発生する可能性があります。
スムーズに下取りを進めるためにも、次のポイントを意識しておくことが大切です。
- 本人確認メールは見逃さず、すぐに対応する
- 下取りキットが届いたら速やかに返送する
- 端末の初期化(特にiCloudサインアウトと「探す」機能のオフ)を確実に行う
- 端末の状態は正確に申告する
- 同一端末で3回連続キャンセルされると、その端末は今後下取りできなくなるので注意
もしApple Trade Inで思わぬキャンセルが続いても、慌てずに対処すれば大丈夫。専門の買取業者や他の下取りサービスも活用すれば、あなたのiPhoneが無駄になることはありません。
少しの工夫や事前準備で、iPhoneの下取りや買取はぐっとスムーズになります。
手続きに迷ったときは、Appleサポート(0120-993-993)や公式サポートページを気軽に利用してみましょう。しっかり準備をして、次のiPhoneをお得に手に入れてください。
今回の記事が、下取りや買取で悩んでいる方のヒントになれば幸いです。