iPhone 8以降から対応しているワイヤレス充電。今や多くのユーザーが当たり前のように使っている便利な充電方法です。
しかし中には、「急に反応しなくなった」「買ったばかりの充電器が使えない」といったトラブルに悩む声も少なくありません。
とはいえ、原因がiPhone本体にあるのか、充電器側なのかは、自分では判断しづらいもの。
そこでこの記事では、以下の内容をわかりやすく解説します:
- iPhoneがワイヤレス充電できない主な原因
- すぐ試せる対処法とチェックポイント
- 本体故障だった場合の修理・買取・買い替えの選択肢
- 査定に出す際におすすめの買取サービス
「修理して使い続ける?」「思い切って買い替える?」「それとも売却する?」
そんなときに役立つ判断材料も含めてお届けします。
iPhoneがワイヤレス充電できない主な原因
iPhoneがワイヤレス充電に反応しないときは、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、よくあるトラブルの中から特に確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
① iPhoneの機種が対応していない
まず確認したいのが、自分のiPhoneがワイヤレス充電(Qi規格)に対応しているかどうかです。
というのも、対応しているのはiPhone 8以降のモデルに限られており、iPhone 7やiPhone SE(第1世代)などはワイヤレス充電ができません。
意外と見落としがちなのが、「そもそも機種が非対応だった」というケースです。
設定アプリや購入時のモデル名を確認して、自分のiPhoneが対応機種かどうかチェックしておきましょう。
🔌 ワイヤレス充電器が対応していない
iPhoneが対応機種でも、充電器の規格が合っていないと充電できない場合があります。
iPhoneは基本的に「Qi(チー)」という方式で充電しますが、最近は「MagSafe」や「Qi2」など、似ているけど少し違う規格も登場しています。
🔍 難しく考えなくてOK!ざっくり比較してみよう
それぞれの特徴をやさしくまとめた表がこちら。
「くっつく?」「速さは?」「どの機種で使えるか」を見れば、あなたに合った充電器が分かります!
迷ったら「Qi」対応でOK!
iPhone 12以降なら「MagSafe」も使えますし、iPhone 13以降なら最新の「Qi2」対応充電器も試せますよ。
規格 | くっつく?(磁力) | 充電の速さ | 使えるスマホ |
---|---|---|---|
Qi(チー) | ×(乗せるだけ) | 5W〜15W | iPhone・Android共通 |
MagSafe | 〇(ピタッとくっつく) | 15W | iPhone 12以降 |
Qi2 | 〇(磁力付き) | 15W | iPhone13以降・Android(対応機種のみ) |
② iOSをアップデートしていない
iPhoneのワイヤレス充電がうまくいかない原因のひとつに、ソフトウェアの不具合が挙げられます。
特に古いiOSバージョンでは、ワイヤレス充電が正常に動作しない一時的な不具合が起きることもあります。
このようにソフトウェアの影響で充電トラブルが起きるケースもあるため、まずはiOSが最新かどうかを確認することが重要です。
以下の手順で、ソフトウェアの更新を確認できます:
1.「設定」アプリを開く
2.「一般」をタップ
3.「ソフトウェア・アップデート」を選択
利用可能なアップデートが表示された場合は、インストール後に再度充電を試してみましょう。
③ 充電器側の不具合
iPhone本体に問題がない場合、ワイヤレス充電器側のトラブルが原因の可能性もあります。
特に見落とされがちなのが、アダプターやケーブルの劣化や断線です。
ワイヤレス充電器は、USBケーブルやACアダプターを通して電力供給される仕組みです。これらが故障していると、充電器自体が正常に見えても実際には電力が不足していることがあります。
また、家族や友人のスマホを同じ充電器で充電してみるのもおすすめです。
この方法で、iPhone側か充電器側かを簡単に判断できます。
④ iPhone本体の発熱・温度制御
iPhone本体が高温になると、ワイヤレス充電が一時的に制限されることがあります。
これはAppleの温度制御機能によるもので、発熱が過剰な場合はバッテリー保護のため自動で充電が停止される仕様です。
ゲームプレイ中や動画視聴中など、高負荷なアプリを使いながら充電すると、iPhoneが高温になって充電が止まることがあります。
このようなときは、一度iPhoneを冷ましてから充電するのが効果的です。
カバーを外す、風通しの良い場所に置くなどして、本体の温度を下げてから再試行してみましょう。
⑤ ケースが分厚すぎる/金属入り
ワイヤレス充電ができない原因として意外と多いのが、iPhoneケースの仕様による影響です。
とくに分厚いケースや金属プレート入りのケースは、Qi充電の電波を妨げるため、充電できない・途切れるといった症状が起こりやすくなります。
- スマホリング付きのケース
- 手帳型ケースにSuica・クレカを入れた状態
- 厚みのあるシリコンカバーなど
このようなケースでは充電中の電波干渉が起きやすく、不安定になりがちです。
ケースを外した状態でスムーズに充電できる場合は、ケースの素材や厚みを見直すのがおすすめです。
ワイヤレス充電ができない時のいますぐできる対処法5選!
ワイヤレス充電が突然できなくなると「故障かも?」と不安になりますよね。
あわてて修理に出す前に、自分で簡単にできる対処法を試してみるのがおすすめです。
ここでは、iPhoneがワイヤレス充電に反応しないときに、いますぐ確認・実践できる5つの方法を紹介します。
難しい設定は不要なので、スマホが苦手な人でも安心です。
① ケースを外して再度置いてみる
まず試してほしいのが、iPhoneケースを外して充電器に再度置いてみることです。
なぜなら、分厚いケースや金属プレート、スマホリング付きのケースを使っている場合は、
ワイヤレス充電の電波(Qi)が干渉して正常に反応しないことがあるからです。
一度ケースを外した状態でiPhoneを置いてみて、正常に充電が始まれば原因はケースにある可能性が高いでしょう。
② iPhoneと充電器の位置を調整
ワイヤレス充電は、iPhoneの内部にある充電コイルと充電器側のコイルの位置が正しく重なることで機能します。
そのため、置く位置がわずかにずれているだけでも、うまく充電されないことがあるのです。
たとえば、バイブレーションの振動でiPhoneの位置がずれてしまう場合もあります。
一度、iPhoneを充電器の上で少しずつ前後左右にずらしてみて、反応するポイント(充電マークが表示される位置)を探してみましょう。
特に置くだけで反応しないときは「位置調整」で改善するケースも多いので、まずはこの方法を試してみてください。
③ 別のワイヤレス充電器でも試す
充電がうまくいかない場合は、別のワイヤレス充電器でも試してみるのがおすすめです。
iPhoneが問題なのか、充電器側に不具合があるのかを判断するうえで、有効な確認方法です。
家族や友人がQi対応のワイヤレス充電器を持っていれば、その充電器で自分のiPhoneを試してみましょう。
逆に、自分の充電器で別のiPhoneを充電してみるのもおすすめです。
このようにどちらに原因があるのかを切り分けておけば、無駄な買い替えや修理を防ぐことができます。
④ iPhoneを再起動してみる
一度、iPhoneを再起動してみるのも効果的です。長時間電源を切らずに使い続けている人は多いはず。
「あれ?何か動作が重いな」と感じるときは、システムの一部が不安定になっている可能性があります。
いわゆる、一時的なソフトウェアの不具合やバックグラウンドの処理が原因で、充電機能が正しく動作していない可能性があります。
再起動によって内部処理がリセットされ、ワイヤレス充電が正常に動作し始めることも多いため、
まずは簡単な対処法として試してみるのがおすすめです。
⑤ iOSを最新にアップデート
iOSが古いままだと、ワイヤレス充電が正常に動作しない場合があります。
特にワイヤレス充電器を買い替えた直後などにうまく反応しないときは、
互換性や不具合修正の観点から、まずはiOSのアップデートを確認しましょう。
また、アップデートを行う際はバッテリー残量にも注意が必要です。
残量が少ないままアップデートを進めると、
まれにデータ破損などのトラブルが起こるリスクもあります。
安全のため、充電ケーブルを接続した状態でアップデートを行うのがおすすめです。
iPhoneが充電できないときは修理や買い替えを検討しよう
いろいろ試してもワイヤレス充電ができない場合は、本体の故障を疑う必要があります。
そんなときは、修理や売却といった選択肢も検討してみましょう。
1. 修理に出すのもひとつの選択肢
ワイヤレス充電ができない原因のひとつに、ワイヤレス充電コイルや基板の故障が考えられます。
Apple正規サービスでは、基板など「その他の損傷」は本体交換扱いとなるため、機種によっては2〜6万円程度の費用がかかります。
なお、AppleCare+ に加入している場合は修理費が抑えられることもあるため、加入状況も事前に確認しておきましょう。
一方、街の修理店では充電コイルの交換を受け付けています。
アイサポ
「アイサポ」は、全国に300店舗以上を展開するiPhone修理専門店です。
ワイヤレス充電ができない症状に対しても、充電コイルやドックコネクタなどの部品交換に対応しており、最短30分〜即日での修理も可能です。
価格は店舗や機種によって異なりますが、5,000円台〜と比較的リーズナブル。
また、総務省登録修理業者のため、一定の技術と信頼性を確保しているのも安心ポイントです。
スマホスピタル
スマホスピタルは、全国80店舗以上を展開するiPhone修理店です。
ワイヤレス充電コイルや関連パーツの交換修理に対応しており、最短即日での対応も可能です。
総務省登録修理業者として、安全性と技術力にも定評があり、iPhoneの型番や症状を伝えるだけで簡易見積もりが取れるのも魅力。
費用の目安は5,000〜30,000円前後で、機種や症状によって異なります。
iPhone修理SHOP
iPhone修理SHOPは、北海道から関東を中心に全国展開している修理専門店です。
ワイヤレス充電ができない症状にも対応しており、充電コイルの交換修理の実績もあります。
AppleCare+未加入でも、5,000〜15,000円前後で即日修理が可能なため、コスパに優れた利用しやすい修理店です。
事前予約なしでも受付可能な店舗が多いため、急ぎの修理にも便利です。
あいプロ
あいプロは全国に多数の店舗を展開するスマホ修理店で、ワイヤレス充電ができない症状にも対応しています。
充電コイルやドックコネクタの交換修理が可能で、費用はおおよそ5,000〜15,000円前後。
即日修理・データそのまま対応をうたっている店舗も多く、時間がない人にも便利です。
スマホ修理ジャパン
スマホ修理ジャパンは、関東を中心に展開する修理専門店で、ワイヤレス充電ができないiPhoneの修理にも対応しています。
主に充電コイルやバッテリー周辺のパーツ交換を行っており「即日修理・最短15分〜」とスピード対応も魅力です。
料金は機種や症状によって5,000〜20,000円前後が目安で、修理前の無料見積もりも可能。
店舗によっては郵送修理にも対応しているため、来店が難しい方にもおすすめです。
2. 「壊れたiPhone」でも買い取ってくれるお店がある
充電不良や一部機能の不具合があっても、パーツやデータを再利用する目的で買取している業者も多く存在します。
ここでは「壊れたiPhone」でも買い取ってくれるお店を5つピックアップして紹介します。
iPhone買取市場
📱 iPhone買取市場|LINEで無料査定OK!
「iPhone買取市場」は、LINEで写真を送るだけで無料査定ができる、手軽で便利な買取サービスです。
査定依頼は24時間対応なので、深夜や早朝の相談にも柔軟に応じてくれます。
さらに、最短で翌日振込にも対応しており、スピーディーに現金化できるのも大きな魅力です。
また、充電ができないiPhoneも査定対象になっているため、「これ売れるのかな?」と悩んでいる端末でも気軽に依頼できます。
⚠️ 注意点:データ初期化ができない端末や、ネットワーク利用制限が「×」のものは買取不可となるため、事前に確認しておきましょう。
実際に買取を体験した様子はこちらから👇
ジャンクバイヤー
📦 ジャンクバイヤー|壊れたiPhoneも高価買取!
全国対応の買取専門店「ジャンクバイヤー」は、ジャンク品買取歴16年の実績を誇る信頼のある業者です。
画面割れ・バッテリー不良・ワイヤレス充電の不具合など、壊れたiPhoneも積極的に査定・買取しています。
独自のパーツ再利用や修理ルートを確立しているため、他店で断られたような状態でも問題なし!
さらに郵送買取に対応しており、店舗に行かなくても完結。
手数料はすべて無料で、スピード振込も魅力です。
ダイワンテレコム
📱 ダイワンテレコム|全国展開の買取専門店
ダイワンテレコムは、全国に50店舗以上を展開するiPhone買取の専門店です。
ワイヤレス充電ができないなどの不具合があるiPhoneでも買取OK!
店頭査定・郵送査定の両方に対応しており、端末の状態や型番を入力するだけで簡易査定ができるのも魅力です。
さらに、修理サービスも併設されているため、「買取か修理か迷っている」ときも柔軟に相談できます。
⚠️ 注意点:データ初期化ができない端末や、ネットワーク利用制限が「×」のものは買取不可となるため、事前に確認しておきましょう。
じゃんぱら
📱 じゃんぱら|全国展開の大手中古スマホ買取店
じゃんぱらは全国に複数店舗を構える大手中古スマホ買取店で、故障品や海外版iPhoneも買取対象です。
ワイヤレス充電ができないなどの不具合があっても、端末の状態を正しく申告すれば査定可能。
店頭だけでなくオンラインからの買取申込にも対応しています。
また、Web上で型番ごとの買取価格を事前確認できるため、「売れるか不安…」という方にも安心です。
⚠️ 注意点:ネットワーク利用制限が「×」の端末、スコードロックやアクティベーションロックがかかっているiPhoneは買取不可となるため、必ず事前に解除・確認しておきましょう。
実際に買取を体験した様子はこちらから👇
ナオセル
📱 ナオセル|修理と買取のマッチング型サービス
ナオセルは、故障したiPhoneにも対応する買取・修理のマッチングサービスです。
全国のリユース業者や修理業者が多数登録されており、充電不良・画面割れ・起動不可などの端末でも、複数の業者から一括査定を受けられます。
また、郵送によるやり取りに特化しているため、自宅にいながらスムーズに売却先を決められるのも大きな魅力です。
まとめ:ワイヤレス充電できないときは“基本の見直し”から!
iPhoneがワイヤレス充電できないと感じたら、まずは「機種の対応可否」「ケースの影響」「充電器やiOSの状態」といった基本的なポイントを一つずつ確認することが大切です。
それでも改善しない場合は、修理や買取という選択肢も視野に入れることで、スムーズな問題解決につながりますよ。