iPhoneを売却する際、最も気になるのが査定価格ですよね。
査定基準・価格は業者によって様々ですが、共通しているポイントがいくつかあり、お手持ちのiPhoneが以下に当てはまる場合、高値で売れる可能性があります。
- 新しい世代、シリーズ
- 未使用(出荷時)に近い
- 傷・故障が無い
- 付属品が全て揃っている
- 端末代金支払い済み(残債なし)
- SIMロック解除済み
- 初期化済み
本記事では、iPhoneを「できるだけ高く売りたい」という方に向けて、高く売るコツをご紹介します。
新機種の発表・発売前に売る
新機種のiPhoneは中古市場で最も高く売れ、機種が古くなるほど価格が下がります。
そのため、手持ちのiPhoneを高く売るには、新機種の発表・発売前に売ることが大切です。
Appleは毎年、iPhoneシリーズの新世代機を発表し、その数週間後に予約・販売を開始しています。
iPhoneを売却せずに放置しておくと、年々その価値が減少してしまうため、なるべく早いタイミングで売却する必要があります。
動作・機能・バッテリー寿命に不具合がないか確認する
iPhoneは未使用(出荷時)の状態に近いほど高く売れます。
売却する際は本体の動作・機能、バッテリー寿命に不具合がないか確認しましょう。
- 画面割れ
- 背面/カメラ割れ
- ボタンを押した時に反応しない
- 画面をタッチした時に反応しない
- バッテリーの減りが早い
- スピーカーの音が出ない、音量が小さい
- バイブレーションが動作しない
といった不具合がある場合、状態に応じて減額の対象となる可能性があります。
使用に支障をきたす故障がある場合、ジャンク品とみなされ買取・下取りを拒否される場合もあります。
残債がないか確認する(端末代金を完済する)
分割支払いで購入したiPhoneで、支払いが完了していない場合、売却・下取りに出すことは可能ですが、その後も契約者の支払い義務は発生します。
支払いが完了していない「残債あり」の端末は、査定価格が大幅に減額されるため、支払いを完了してから売却することをおすすめします。
残債の有無を確認するには、まず端末のIMEI(識別番号)を確認します。
iPhoneのIMEI(識別番号)確認手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
画面を下にスクロールすると、IMEIを確認できます。
IMEIが確認できたら、各キャリアのネットワーク利用制限確認ページにアクセス→IMEIを入力して制限の有無(残債あり/なし)を確認しましょう。
【キャリア別】ネットワーク利用制限確認ページ
キャリア | ネットワーク利用制限確認ページ |
docomo | http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php |
au | https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc |
Softbank / Y!mobile / EMOBILE | https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icv |
楽天モバイル | https://network.mobile.rakuten.co.jp/restriction/ |
UQモバイル | https://uq-communications.jp/nw-restriction/ |
mineo | https://my.mineo.jp/info/GNS010101GNS010101_Init.action |
契約キャリアが不明の場合
契約キャリアが分からない場合、ネットワーク利用制限チェッカーというサイトにアクセスし、IMEIを入力することで利用制限の状況を確認できます。
docomo、au、Softbank、楽天モバイル、Y!mobile(ソフトバンクとして出力)、mineo、UQ モバイル、の 最大7 キャリアを同時に調べる事ができます。
*1,10,30,33,35,44,45,49,50,51,52,53,54,86,91,98,99のいずれかで始まるIMEIのみサポートされています
ネットワーク利用制限の判定は◯△×の記号で表示され、◯の場合は端末料金の支払いが完了しているので問題なく売却することができます。
△の場合は端末代金の支払いが完了しておらず、延滞すれば×判定となり通信制限がかかる可能性があるため、査定の減額対象となってしまいます。
SIMロックを解除する
端末にSIMロックがかかっている場合、ロックを解除することで査定価格が数千円アップする可能性があります。
また、メルカリやヤフーオークションに出す際も高値で売れやすくなります。
*2021年10月以降に発売された機種(2021年9月発売のiPhone 13シリーズを除く)は原則としてSIMロック解除は不要です
*下取りに出す場合はSIMロック解除は不要です
SIMロック解除済みか確認する方法
iOS14以降のバージョンの場合、端末の「設定」アプリから確認できます。
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
SIMロックの項目に「SIMロックなし」と表示されていれば解除済みです。
SIMロックの解除方法
SIMロックの解除方法はキャリアによって異なります。各社の解除手順のページをご確認ください。
初期化する
iPhoneを売却する際は、個人情報の漏洩を防ぐためにも初期化しておく必要があります。
また、初期化することで動作不具合が解消し、より査定額が上がる可能性があります。
水没や故障により電源が入らず、初期化できない場合、業者・キャリアによっては買取・下取りを拒否される可能性があるため注意が必要です。
その場合も「iPhoneを探す」を使う方法や、リカバリーモードを使う方法など、強制的に初期化する方法を試してみましょう。
iPhoneの初期化手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップします。
- 「リセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定」をタップ
iPhoneを初期化すると端末から全てのデータが削除され出荷時の状態に戻るため、初期化前に必ずデータのバックアップを行いましょう。
外箱・付属品を揃える
iPhone本体だけでなく、購入時に入っていた外箱や充電ケーブルなどの付属品を揃えておくことで、さらに査定額が上がる可能性があります。
iPhoneの付属品は機種により異なりますが、主に以下のような物が挙げられます。
- 外箱
- 説明書
- 充電ケーブル
- SIMピン
新しいiPhoneを購入した際は、外箱・付属品は全て購入時の状態で保管しておくことをおすすめします。
Apple製品の外箱は中古市場でも特に需要があり、空箱単体でも売ることができます。
掃除・クリーニングする
iPhoneをできるだけ未使用(出荷時)の状態に近づけるため、査定に出す前に本体をクリーニングしておきましょう。
減額理由として最も多い「画面割れ」は、状態によっては数千円で修理できるので、修理してから査定に出した方が結果お得になる場合もあります。
新しいiPhoneを購入する際は、ガラスフィルムやケースを使用し、できるだけ損傷リスクを減らしましょう。
AppleCare+、補償サービスの活用でお得になるケースも
Appleの補償サービス「AppleCare+」や、各キャリアのiPhone補償サービスに加入している場合、iPhoneを交換・修理することで、よりお得に売却できる可能性があります。
例えば、画面割れのiPhone12Proを下取りに出す場合、auでの下取り価格は破損品扱いで10,450円になりますが、AppleCare+で修理した場合、
下取り価格(通常品扱い):36,300円
差額:32,600円
となり、22,150円もお得になります。
補償サービスに加入している方は、iPhoneを売却する前に交換・修理を検討しましょう。
キャンペーン期間中に売る
各買取業者では、定期的にキャンペーンを実施しており、キャンペーン期間中に売却することで通常より10~20%高い金額で買い取ってもらえる可能性があります。
新機種の発売前や、新生活シーズンなどに開催されることが多いので、気になる業者のサイトをこまめにチェックしておきましょう。
複数の業者で買取金額を比較する
査定基準・価格は業者により異なるため、iPhoneを売却する際は慎重に業者を見極める必要があります。
多くの業者では、サイトに機種別の買取価格を公開しており、データ容量や本体の状態をもとに査定価格のシミュレーションができるサイトもあります。
中には悪質な業者も存在するため、
- 店舗数
- 買取実績の数
- 口コミ、レビュー数
などを比較し、信頼できる業者かどうか見極めることが大切です。
合わせて読みたい